1980年代から少年サンデーで人気だった「タッチ」はあだち充の代表作品の漫画でテレビでもアニメ化されて当時は社会現象になりました。今、ネットで話題になっているのが、2016年10月12日に発売された『月刊少年サンデー』で明かされたタイトルの由来が衝撃的だったようです。
「なんで『タッチ』で双子の弟の上杉和也を殺したの?」という質問にあだち先生はあっさりと「最初から殺すつもりだったもん。タイトルの『タッチ』は『バトンタッチ』の『タッチ』だからねぇ」と明かした。このことを知ったファンからは「タイトルの時点で決まっていたなんてショックです」とSNSでは驚きの声が続出している。
上杉和也の死については今さら言うまでもないことだが、甲子園出場予選の決勝の日に子供をかばってトラックにはねられてしまう。その後、上杉達也が和也の代わりに朝倉南の夢を叶えるため甲子園を目指すのだが、この選手交代が「タッチ」だったと、夢中で読んでいた当時、一体何人が気付いただろう。
爆笑問題のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』では、『週刊少年サンデー』の現編集長・市原武法が当時のことを語っている。和也の死にそうな雰囲気を嗅ぎ取った当時の編集長に「死んだら載せない」と言われた担当編集者が、死ぬことを知っていながら「死ぬわけない」とウソをついたと明かしている。
あだち充先生が「当時の担当編集者からも『人気のあるキャラだから殺すな』って、さんざん言われていたようです。だけど、原稿おいて行方くらませたんだよねぇ」「つかまると死なないの描かされるから」
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