株式会社エボラブルアジア(ベトナム)の代表取締役 薛悠司からキングコングの西野亮廣さんが「ウチのCIOになってくださいよ」と言われ、「いいっすよ」と答えたらCIOに就任したようですが、日本監査役の森田正康が彼のTwitterで上から目線の投稿をしたようで3日でCIOを退任しネットで話題になっています。
西野亮廣さんのブログより
キングコングの西野さんが東証一部子会社のCIO就任。多様な感性を持った方々を企業が要職に起用することは大賛成です。ただ西野さんはコンプラ的に監査する人が大変だろうなーと思ったら、俺じゃんか…。#エボラブルアジア https://t.co/lhp9zYAlKu
— 森田 正康(もりたま) (@masayasumorita) 2017年9月8日
3日前にエボラブルアジア(ベトナム)のCIO就任のオファーをお受けしたのですが、その件についてのコメント。
ちなみに、こちらの森田正康さんは、エボラブルアジア(日本)の社外監査役とのこと。私、コンプライアンスに接触するような活動は何一つしておりませんし、なにより、この「ハズレクジ引いちゃったよ、俺」感を前面に出されて、気持ちが良いわけがありません。
お願いされて、お受けした仕事なので、何かの間違いだと思って、
ご迷惑なら辞めますよ。@masayasumorita: キングコングの西野さんが東証一部子会社のCIO就任。多様な感性を持った方々を企業が要職に起用することは大賛成です。ただ西野さんはコンプラ的に監査する人が大変だろうなーと思ったら、俺じゃんか…。#エボラブルアジア
— ≡革命と信用のキンコン西野 (@nishinoakihiro) 2017年9月8日
と、お返ししました。
思うところは他にもありましたが、普通の大人なら、この返事が返ってきたら、「あ。自分の発言で気分を害しちゃったんだな。悪いことしちゃったな」となるだろうと思い、これ以上は踏み込みませんでした。
そして、どこかで、森田さんの無礼は、「イジリ」の範疇(スベってるけど)だと信じ、「ごめんなさいっ!そういうつもりで言ったんじゃないんですっ!」的な返事が返ってくると信じていました。
すると返ってきたのが、コチラ。
僕としては監査役の業務として新しい挑戦が楽しみです。迷惑かどうかは実際のご活躍を見せて頂いてからの判断だと思います。宜しくお願い致します。
— 森田 正康(もりたま) (@masayasumorita) 2017年9月8日
「迷惑かどうかは実際のご活躍を見せて頂いてからの判断だと思います」
…マジかよ。
どうやら、イジリ(スベってるけど)でも何でもなく、本気で、「面倒な役が回ってきたよ。まぁ、迷惑かどうかは活躍を見て判断するけども」とのこと。
もう一度言いますが、エボラブルアジアのCIOは、自ら立候補したわけでもなく、オーディションを受けたわけでもなく、エボラブルアジア側から頼まれた案件でございます。
コイツは様子がおかしいと思って、深夜でしたが、エボラブルアジア(ベトナム)の代表に連絡。
そして、ベトナムの代表から日本の代表にも連絡。
確認したいことは一つ。「これはエボラブルアジアの意見として取ってもいいですか?」
聞くと、ベトナムの代表も日本の代表も、今回の森田さんの発言は突然のことだったらしく、「すぐに対応します!」とのこと。
僕は楽しくない仕事はしませんし、
優しくない人とは一緒にお仕事はできませんので、この時点で、ウチのマネージャーには「CIOは辞める」と伝えたのですが、マネージャーから「あと、1回だけ待ちましょう」と、なだめられます。
たしかに、コメントがあったのが夜だったので、もしかすると、お酒が入っている可能性もあります。最終確認で、僕が森田さんに送ったコメントがコチラ。
ちなみに、僕、自分から「CIOになりたい」と言ったわけでなく、頼まれた側なのですが、その対応、合ってますか?@masayasumorita: ni僕としては監査役の業務として新しい挑戦が楽しみです。迷惑かどうかは実際のご活躍を見せて頂いてからの判断だと思います。
— ≡革命と信用のキンコン西野 (@nishinoakihiro) 2017年9月8日
そして、エボラブルアジアの代表には、森田さんにこのコメントを送ったことを伝えた上で、「次の森田さんの一手で、CIOを続けるか辞めるかを判断させていただきます」ということをお伝えしました。
そして「辞める」となると、プチ騒ぎになることは容易に想像できるので、とりあえず森田さんのケアも考えねはなりません。
ふっかけられたものの、「弱いものイジメ」みたいになることを僕は望みませんので、ド深夜に森田正康さんのプロフィールを調べます。すると、出てきたのがコチラ。
何だかゴチャゴチャ書かれていますが、ここから汲み取れる有益な情報は『1976年生まれ』と、あとは、「自分に自信がねーんだなぁ」ぐらい。
とにかく年上ということが確認できたことと(これが一番ありがたい)、「俺はスゴイんだぞ。偉いんだぞ」を叫ばれていらっしゃるので、名指しでいっても問題ないと判断しました。
そして、その上で、「昨日はすみませんっ!酔っ払ってました!」という返事を期待しました。
僕は世界中の酔っ払いの味方なので、酒の席で起こったことは全て水に流します。んでもって、今朝。
森田さんから届いた返信がコチラ。
監査役というのは独立的立場で社長や役員に対しても、株主のために会社が公正にまわっているかを監査する立場なんです。なので、会社側の立ち位置ではなく本件もどういう経緯で西野さんにご依頼したのかも含めて株主側の立場で調査するのが僕の仕事になります。個人的には西野さんの就任は大賛成です。
— 森田 正康(もりたま) (@masayasumorita) 2017年9月8日
辞める!!
絶対に辞める!!!
1秒で辞める!!!!!
森田さん曰く「株主側の立場」とのことなので、その言葉を尊重し、これがエボラブルアジアの株主さんの意見と判断。
ならば、自分はそんなところで働きたくはないので、即刻、マネージャーと、会社の代表に、「辞めます」と連絡を入れて、さすがに承諾をいただいたので、エボラブルアジアのCIOを辞めます。CIO就任から、実に三日後の出来事でごさいました。
そしたら僕の会社のCIOお願いします
— エリンギ@林業の革命児/VALU (@Eringi_Jason) 2017年9月8日
退任したら他の企業からもCIOの依頼が4件きたようですw
その後も森田氏は納得が言ってないようなのかツイートをしている。
でもつくづく僕なんかが監査役やってるって変な話だよなー。取締役やってた若いころは毎回役員会で怒られてたもんな…。当時の監査役の心の広さも含めて、すごさが今となってわかるな。https://t.co/o8BRwwRqhz
— 森田 正康(もりたま) (@masayasumorita) 2017年9月8日
ちなみにFBで経歴バッチリを埋めてるのはFBが最初に世の中に出てきたときにあまりにソーシャルから生まれる縁が楽しくて埋められる情報は全部埋めようと思って頑張ったんだよなー。その後も一部更新することで取材等でいちいち経歴説明が省略できるから便利なんです。でももう全部書き切れない…。
— 森田 正康(もりたま) (@masayasumorita) 2017年9月9日
投資家の山本一郎氏のブログによれば軽いノリで引き受けた西野さんの発言が「CIOが何をする仕事なのかは知らない。知ったこっちゃない。」が上場企業のコンプライアンス違反になってるのではと指摘している。
キングコング西野亮廣さんのエボラブルアジア案件がややこしいことに – やまもといちろう 公式ブログ https://t.co/OPVDBHbycD
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2017年9月9日
俳優の山田孝之さんもインフルエンサーのプレミアムコンテンツをライブ動画で販売・運営するECプラットフォーム『me&stars』(ミーアンドスターズ株式会社)を設立しCIOに就任したので何かとYahooニュースで話題になる西野さんでインフルエンサーをしようと狙っていたようですが無理だったようですね。
出典:YouTube
上場企業だから監査役が必要なのは分かるけどエラっそうだわ(怒)
キングコングの西野さんのアイデアや発想力は大好き。
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